ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
ヨーロッパ人の中では珍しい切れ長の目を持っていて、「クール・ビューティ」として世界中のフォトグラファーから賞賛されたタチアナ・パティッツ。
彼女はドイツのハンブルクに生まれ、スウェーデンで育ちました。
モデルデビューは1985年のこと、雑誌のモデルコンテストで3位になったことがきっかけでした。
パリでキャリアをスタートさせた彼女は、暫くは地味な仕事をコツコツ続けていましたが、世界的フォトグラファー、ピーター・リンドバーグに見出され、フレンチ・ヴォーグのカバーをリンドバーグの撮影で飾ったことで、モデルとして大ブレイクしました。
切れ長の目があまりに印象的で、彼女は「初対面の人はみんな私を怖がるの。」と言っていましたが、多くのデザイナーや写真家が彼女のミステリアスな美しさを讃え、コレクションに起用したり、雑誌のカバーでも大活躍しました。
彼女は、動物愛護活動家の前身で、モデルを始めた当初から、体型に関係なく、ベジタリアンを貫いていました。
またアメリカに移住してからは、マリブで馬や犬など動物に囲まれた生活をしています。
「自分には自然に囲まれることが必要。」といい、社交的なことよりも、乗馬や自宅で読書をするほうが幸せという、内向的な性格の持ち主です。
40歳を過ぎ、ますます成熟した女性としのて美しさに磨きをかけたタチアナは、現在もマイペースにモデル業を続けています。