ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
1960年代になると、イギリスの若者文化が世界のトレンドをリードするようになり、イギリス黄金期を迎えます。
「スウィンギング・ロンドン(Swinging London)」と呼ばれる、若者の新時代の始まりです。
その若者文化の繁栄により、ファッションも大きく変わり、ストリート・スタイルなどのカジュアル・ルックが新しい時代を先導します。
それと時を同じくして登場したのが、世界的なモデル、ツィギーです。
「小枝」を意味する単語「ツィッグ(Twig)」からこのあだ名が生まれましたが、その彼女のボディラインはまさに小枝のようで、グラマーとも女性らしさからもかけ離れていました。
しかし、ボーイッシュなヘアスタイルにミニスカートという、それまでの女性像では考えられなかったスタイルで一世を風靡し、イギリスから初の国際的モデルが生まれることになりました。
一方、正統派美人のモデルとしては、ジーン・シュリンプトンが活躍するようになります。
シュリンプトンは、ファッションフォトグラファーのデビッド・ベイリーのミューズであり、ベイリーこそが彼女を有名にしたとも言われています。
クレイトンの学校で学んだ後にモデルになり、その洗練されたイメージが多くの人々を魅了しました。
シュリンプトンは、現代のカリスマ写真家であるスティーヴン・マイゼルが初めて憧れたモデルでもあります。