ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
2000年になると、新しいタイプの美しさを持つモデルがブレイクするようになります。
その代表が、ブラジル人モデルです。
それまでのファッションモデルは、アメリカと西ヨーロッパ出身が主流でしたが、ブラジル人は官能的でセクシーで、今までのモデルのタイプとは違った魅力に溢れていました。
その中でも、特に大きくブレイクしたのが、ジゼル・ブンチェンです。
ジゼルは、カーヴィーボディラインと挑発的な眼差しを持ち、スーパーモデル全盛期の時代を彷彿させるようなパワーに溢れていました。
また、ジゼルは日焼けした肌が健康的で美しいという新たな定義を作ったモデルでもあります。
それまでのモデルたちは、徹底した美白ケアで白い肌を守ることが必至で、日焼けしたモデルがランウェイに登場することもありませんでした。
しかし、ジゼルの登場以降、「日焼けした肌は美しい」という新たな概念のもと、美しいブロンズの肌をしたモデルが急増したのです。
ジゼルだけではありません。
ここ5年の「最も稼ぐモデルランキング」には、トップ10にブラジル人モデルが3人も入っているのです。
ジゼル、アドリアナ・リマ、そしてアレクサンドラ・アンブロジオです。
そのほか、イザベル・グーラート、イザベリ・フォンタナ、アナ・ベアトリス・バロスなど、ファッションシーンの主要なところに、ブラジル人モデルが多く登場するようになります。