ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
80年代・90年代に、ヨーロッパの男性が最も熱狂したスーパーモデルが、クラウディア・シファーです。
その美しい容貌は、フランスの大女優、ブリジット・バルドーにそっくりで、まるでお人形のようです。
彼女は西ドイツの小さな町で生まれ育ち、16歳の時にスカウトされてデビューします。
スカウトマンがテスト撮影のために彼女をパリに呼び寄せ、そこで撮った写真がフランスのエル誌の目に留まり、いきなりフレンチ・エルのカバーを飾ったのです。
それ以来フランスと祖国ドイツを中心に人気が過熱し、デビューしてすぐに、トップモデルの地位を獲得しました。
フランスではクラウディアの街中のポスターはすぐに奪われるというくらいに人気が過熱し、常に何人ものボディガードに囲まれてランウェイ会場を移動していました。
またその美しさは、シャネルのデザイナー、カール・ラガーフェルドの目にも留まり、シャネルと独占契約も果たしました。
彼女のキャリアは、努力するまでもなく、とんとん拍子で世界の頂点まで進んでいったのです。
90年代中盤から女優業にも挑戦しましたが、結論として「女優になることに興味はない」ことがわかり、女優にはなりませんでした。
現在はファッション業界に身を置きつつ、その傍らでニットブランドをプロデュース、映画監督の夫、マシュー・ヴォーンと共に、ロンドンで3人の子供を育てています。