スージー・パーカー(アメリカ)

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スージー・パーカー(Suzy Parker, 1932年10月28日~2003年5月3日)

ドリアン・リーの15歳違いの妹が、スージー・パーカーです。

この年の差もあり、当然姉のほうがモデル業の先を行っていましたが、ドリアンが身長5フィート6インチ(約168cm)というのに比べ、スージーは5フィート10~6フィート(178cm~183cm)あったと言われています。

つまり、妹のほうが現代の基準に近いモデルであったのです。

しかし、当時はスージーは回りを圧倒するほど背が高く、それをコンプレックスに思っていて、しょっちゅう姉の影に隠れていました。

暫くすると、スージーの美しさは注目を集めるようになり、アヴェドンのお気に入りになります。

スージーもまた売れっ子になり、時給200ドルを稼ぐ、最初のモデルになりました。

スージーのキャリアは順調で、やがてシャネルの広告モデルにも抜擢されます。

スージーとココ・シャネルは、これを機会にいい友人関係に発展しました。

姉のドリアンに比べてゴシップは少なく、秩序のある生活を望む傾向にありました。

その為、姉が私生児を妊娠した時には大変迷惑がり、その事実をマスコミにリークしたほどです。

スージーはモデルとしてのキャリアを守るため、ドリアンの敵に回ることに決めました。

以来、スージーとドリアンは絶縁します。

スージーは、1963年には引退しますが、アヴェドンとの仕事だけは1965年まで続けました。

その後は、田舎で静かに暮らしていたそうです。

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