ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
2000年代は、様々な個性がファッション業界に溢れていますが、モデル業創設期と明確に違うのは、現在のモデルは、社会的地位もあり、また最もパワフルな女性たちである、ということです。
その理由の一つに、実業家兼モデルという、モデル業を越えた活躍をする女性たちが多くいることがあります。
60年代から活躍するモデル、イマンやローレン・ハットンもまた、モデルとしての全盛期を過ぎた後はビジネスに没頭していますが、現在では、殆どのトップモデルが、モデルとして全盛期のうちから様々なビジネスに取り組む傾向が強くなっています。
ブラジリアン・ビューティーのジゼル・ブンチェンはシューズブランドを立ち上げ、ホテルを経営し、オーストラリアのミランダ・カーは、オーガニック化粧品のブランドを立ち上げてそれぞれ成功しています。
ハイディ・クルムやタイラ・バンクスといったトップモデルは、テレビ司会者として成功し、テレビでのキャリアが最近のメインになっています。
どの女性も、初めは「モデルになりたい」というだけの気持ちでモデルになり、モデルとして成功すると、今度は次なるステップにどんどん進んでいきます。
モデル業が「お金にならない、知性を必要としない」職業と言われた時代から80年近く経ち、モデルがモデルたる所以も、私たちが見るモデル像も、すっかり変わったことは言うまでもありません。