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1980年代に入ると、モデルたちが更に力をつけていきます。

それまでのモデルたちも、年を追うごとに力をつけ、収入もアップしてきました。

しかし、1980年代のモデルたちは、ただ稼ぐだけでなく、「スーパースター」の地位を確立するのです。

それはロックスターやハリウッドスターと同等の地位を意味し、彼女たちの人気は、ある意味でそれまでのスターを凌いでいました。

その先駆けとなったのは、フランスのイネス・ド・ラ・フレサンジュと、チェコのポーリーナ・ポリスコヴァです。

イネスは、オートクチュールブランド「シャネル」と独占契約をした、初のモデルになりました。

そして、シャネルのモデルになってから人気が急激にアップし、世界の誰もが知るアイコンになったのです。

ポーリーナは、社会主義国からの難民としてスウェーデンで暮らすなど、恵まれない幼少期を過ごしました。

しかし、写真家志望の友人が撮った彼女の写真がエリートの目に留まり、モデルデビューをしてすぐに売れっ子になったのです。

それまで、モデルはブロンドで青い目をしていることが売れるための条件のように言われていましたが、ポーリーナは茶色の髪を持っていました。

しかし、モデルのエスニック化や多様化に伴い、ポーリーナの美しさも受け入れられる時代になっていたのです。

1980年代も後半に近づくと、更に強力なスターが生まれていくことになります。

ファッションモデルの歴史

50年代までを象徴するモデルたち

60年代・70年代を象徴するモデルたち

80年代・90年代を象徴するモデルたち

2000年代を象徴するモデルたち