イマン(ソマリア)

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イマン(Iman, 1955年7月25日~)

イマンは、ビヴァリー・ジョンソンと並び、有色人種モデルの道を切り開いたパイオニア的存在として知られています。

ソマリアで生まれ育ち、ケニアのナイロビ大学で学んでいる時に、ファッション写真家のビアードにスカウトされます。

かねがねアフリカを出たいと思っていたイマンは、これを機にアメリカに移住し、以後モデルとして瞬く間にスターダムにのし上がります。

イマンには華麗な美しさがあり、多くのデザイナーを虜にしました。

イッセイ・ミヤケ、ダナ・キャラン、ヴェルサーチなどが彼女をとても気に入り、積極的にショーモデルとして起用していましたが、特にイヴ・サンローランはイマンを絶賛し、彼女のためにコレクションを捧げました。

およそ15年間はモデル一筋でひたすら仕事をこなしていましたが、やがて、化粧品ビジネスを立ち上げて大成功し、実業家に転身します。

イマンは、エスニック女性たちの肌の悩みに応えられるような、エスニック女性向けのものをプロデュースし、この化粧品が爆発的なヒットになりました。

更に2007年にはHSN社からのオファーで、そこでアパレルラインをプロデュースし、これも成功を収めます。

イマンは、自分の美しさに媚びることなく、常に上昇志向を持ち、また人々のために貢献してきました。

チャリティ活動にも熱心で、モデルという立場を超えて、グローバルな活動を続けています。

ファッションモデルの歴史

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