ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
90年代に大活躍したナジャ・アウアマンは、1989年に地元ベルリンのカフェでスカウトされ、モデルの道を歩むようになりました。
その後、ウェイフルックが台頭してきたと同時にナジャも人気が急上昇、そして、髪の毛をショートにし、更にプラチナブロンドに染めた1994年あたりから、トップモデルとしての地位を不動のものにします。
90年代終わりに出産し、それ以後もマイペースにモデル業を続けています。
彼女の特筆すべきところは、足の長さです。
身長180cmで股下114cm、彼女は「最も足の長いモデル」としてギネスに登録されました。
ナジャは、スーパーモデルブームが到来した時には、まだ駆け出しのモデルで、特に目立つ存在ではありませんでした。
そして、グラマラスなモデルブームが下火になり、ウェイフルックの時代が到来したと同時にブレイクしたのですが、そのルックスはスーパーモデルの全盛期を彷彿させ、リンダ・エヴァンジェリスタやクラウディア・シファーと並ぶ偉大な存在になりました。
特に著明なフォトグラファーのリチャード・アヴェドンはナジャにほれ込み、自身の作品の主人公として、ナジャの姿を集中的に撮り下ろしました。
「歩くマネキン人形」とも呼ばれ、デザイナーたちが最も理想とするスタイルを持ったモデルとも言われたナジャは、偉大なモデルの一人として、ファッション史に名を刻んでいます。