ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
2000年代にアギネス・ディーンと並ぶ個性派モデルとしてクローズアップされるのが、フレジャ・ベハ・エリクセンです。
フレジャは、近年パリコレでの活躍が目覚ましく、ランウェイ・クイーンとして知られています。
街中でスカウトされた彼女は、2005年にデビューし、そしてその年に、いきなりフランス版ヴォーグのカバーに抜擢される快挙を成し遂げました。
最近のモデル業界では、溢れる個性よりも肉感的なタイプでロングヘアのモデルが主流になっていますが、フレジャは敢えて髪をボブ丈にカットし、中性的な魅力を醸し出すことでブレイクしました。
多くの写真家やデザイナーから熱いラブコールを受け続け、僅か数年のキャリアで、シャネルの広告モデルに抜擢されました。
また、多くのデザイナーがフレジャをミューズとして賞賛し、マルベリーは「フレジャ・バッグ」をプロデュースし、そのほかにも彼女の名前を冠する多くのアクセサリーが登場しています。
フレジャは、間違いなく、今最もファッション業界で愛されているモデルです。
誰もが羨むスピード出世を成し遂げましたが、彼女はお洒落よりもロックミュージックに夢中で、洋服には無頓着だといいます。
ファッション業界に思い入れも少なく、仕事に飽きたらいつでもやめるつもりだ、と話しているほどです。
しかし、暫くは彼女の時代が続き、更なる活躍が期待されています。