ファッションモデルの知られざる歴史、時代を象徴するモデルの略歴などを
モデルマニアの私がモデルに関する雑学の集大成としてまとめています。
ウィルヘルミナは、オランダ系アメリカ人で、出身地はオランダです。
彼女が15歳の時に、一家でアメリカのシカゴに移り住みました。
ですから、その当時は英語が全く話せなかったようですが、本や雑誌を読み、あっという間に英語を習得したそうです。
その中でも特に好きだったのがファッション雑誌で、その頃からファッション業界で働くことに多少興味があったものと思われます。
モデルになるきっかけになったのは、友人がモデルスクールの面接に行くときに、付き添って行ったことです。
その時に「自分もモデルスクールに通いたい」と思うようになり、両親を説得して学費を出してもらいました。
こうして、晴れてモデルの道を歩き始めましたが、実は当時の彼女は、中背中肉か、もしくは若干ぽっちゃりしていました。
モデル業の傍らで、ずっとダイエットと格闘していたといいます。
しかし、ダイエットに成功して雑誌に登場すると、瞬く間に人気が爆発しました。
彼女はVogue誌のカバーを28回も飾り、ある新聞では「ウィルヘルミナは頂点を極めた」と報じられたこともありました。
ウィルヘルミナは、肉感的な自分の姿を回りに納得させ、気づけば周りが彼女に合わせて服を作っているという状況を作り上げたのです。
ウィルヘルミナは、自由なモデル活動ができるように事務所を独立し、後に最大手となる「ウィルヘルミナ・モデルズ」を設立します。