ドニエル・ルナ(アメリカ)

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ドニエル・ルナ(Donyale Luna, 1945年8月31日~1979年5月17日)

ドニエル・ルナは、有色人種で初めて成功したモデルです。

多くの場合彼女のことを「黒人」と呼びますが、実際にはメキシコ、インドネシア、エジプト、アイルランドなどの混血で、浅黒い肌にエキゾチックで美しい顔立ちをしています。

ドニエルの母は、彼女に看護婦になって欲しいと思っていましたが、彼女が写真家デヴィッド・マッケーブに見出されたことがきっかけで、モデルを志すようになります。

エキゾチックで、それまでのモデルにはないイメージを持つドニエルは、すぐに注目を浴びるようになりました。

最も大きな仕事は、1966年のイギリス版ヴォーグのカバーを飾ったことです。

撮影は、イギリスの名写真家、デヴィッド・ベイリーによるもので、イギリス版ヴォーグでは、彼女が初の有色人種のカバーモデルになりました。

人々は「ドニエルは黒人の新しいイメージを提示した」と絶賛し、ドニエルは益々売れっ子モデルになっていきました。

その活躍はファッション業界を越え、数々の映画出演も果たすことにもなりました。

ドニエルは、アンダーグラウンドのカリスマ、アンディ・ウォーホルの映画作品数本、イタリアの名監督フェリーニの作品などにも出演しています。

晩年はLSDに目覚め、やがて完全に中毒になります。
そして、ドラッグの過剰摂取が原因で、1979年に亡くなります。

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