リサ・フォンサグリーヴス(スウェーデン)

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リサ・フォンサグリーヴス(Lisa Fonssagrives, 1911年5月17日~1992年2月4日)

リサ・フォンサグリーヴスは、スウェーデン出身のモデルです。

バレーダンサーを目指していたパリでスカウトされ、モデルの道を歩き始めました。

リサはモデル業をするなど、全く考えていなかったに違いありません。

現に別の道を模索して、ベルリンで美術とダンスを勉強し、一度スウェーデンに帰国し、ダンス教室を開いたのです。

その後、更に「踊る」ことに磨きをかけるためにパリに留学して、偶然モデルになることになったのです。

もっとも、アメリカに渡るまでには少々時間がかかりました。

パリのフォトグラファーがヴォーグ用の写真をパリで撮ったりしていたので、急いで渡米する必要もなかったのです。

そして、実際にアメリカに到着すると、既に彼女は売れっ子モデルになっていました。

リサは、モデルという仕事を、芸術のように考えていました。

撮影に対して無責任でありたくないという気持ちから、撮影には精神を統一して臨んでいました。

元々ダンサーであったため、その動きがポージングに役立ったといいます。

そして更に、写真を「静止画」として捉え、美術館に行って絵画や彫刻を見ながらポーズを研究したそうです。

このような芸術志向のリサは、やがてモデル業に興味を失い、彫刻に没頭するようになりました。

晩年まで、夫で写真家のアーヴィング・ペンと幸せに暮らしたそうです。

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