第二次大戦による契機

ファッションモデルの歴史とスタイル > 第二次大戦による契機

第二次大戦による契機

第二次世界大戦(1939~1945年)は、アメリカのファッション産業躍進の契機になりました。

ヨーロッパではナチスが猛威を奮っていて、フランスの多くのメゾンが物資不足で一時的に閉店を余儀なくされました。

また、ナチスの脅威から、多くのフランス人写真家やファッション関係者がアメリカへ逃げてきたこともあり、アメリカは、この時期に世界のファッションの中心地になったのです。

また戦時中に、アメリカでは独自のファッションスタイルであるスポーツルックを流行らせ、こういったファッション部門での成功が、アメリカ人モデルやアメリカ在住のフォトグラファーの追い風になりました。

この時期に活躍を見せ始めたのは、ドリアン・リーとスージー・パーカーの姉妹、ジーン・パチェットなどです。

また、カメラの性能向上により、ファッションフォトグラファーが大活躍するようになり、有名なリチャード・アヴェドンやアーヴィング・ペンといったファッション写真家が生まれます。

そして、ファッション業界の繁栄に便乗して、モデル事務所も次々に生まれます。

一番大きな事務所は、フォード夫妻が立ち上げた「フォード・モデルズ」です。

このモデル事務所は、現在まで続く歴史と実績のある事務所に成長しました。

それ以外にもモデル事務所が乱立するようになり、モデルたちは自分たちでどの事務所と契約するかを選ぶ時代にもなりました。

ファッションモデルの歴史

50年代までを象徴するモデルたち

60年代・70年代を象徴するモデルたち

80年代・90年代を象徴するモデルたち

2000年代を象徴するモデルたち